千代田区・神田公園地区連合町会のサイトです。

小川町一丁目南部町会長  布河谷 文孝 氏(ふかや ふみたか)平成27年6月就任

今回は小川町一丁目南部町会の布河谷(ふかや)会長さんをご紹介します。小川町一丁目南部町会は、淡路町交差点から小川町交差点までの靖国通りの南側に位置しています。ビルが立ち並ぶ靖国通りと外堀通りから中に入ると商店や飲食店が軒を並べています。







※写真は、小川町の交差点から撮ったもの。
町会が管理している花壇の四季折々の花々が道行く人の目を楽しませています。

趣味は何でしょうか。どういうところが面白いのでしょうか。または、旅行された場所で印象に残ったところなどのお話を聞かせてください。

アウトドア系としては「山歩き」・「旧街道歩き」・「旅」が趣味です。
学生時代から「山歩き」は仲間と渓流釣り・沢登りを兼ねて上信越・東北地方の山を歩き回りましたが、筋力・体力が衰えてからは、予定変更自由な単独山行か、温泉巡りや寺社参拝・資料館見学等を楽しんでいます。
ここ数年、好きな山は思いつきで気軽に行ける箱根全域で、立入禁止区域以外はほぼ踏破し、地図を塗り潰していく自己満足と動植物との出会いを楽しみにしています。

※写真は、嵐のなか、長男と弾丸登山、無事に富士山頂に到着したとき


「旧街道歩き」は江戸時代の旅の目線で歩き、旧跡見学と地域の人たちとの触れ合いを楽しんでいます。仕事の合間を利用して行きつ戻りつ繋ぎ、記録しながら一日平均35キロ、単独行で忙しい旅です。
東海道・中山道・甲州街道を完歩し、日光街道が仕掛り中になっています。興味のある方へ一番のお奨めは、江戸時代の街道の風情が残り、起伏の少ない旧中山道の美濃路(恵那大井宿〜御嵩宿)です。


※東海道五十三次を独歩、江戸日本橋から14日目で京三条大橋に到着し、最終日だけは妻と一緒にゴールインした時の写真です。

インドア系では「江戸時代の研究」です。昔から日本史に興味があり「江戸文化歴史検定1級」にも合格し、政治・経済・文化・風俗・芸能等多岐にわたる勉強が生涯学習になっています。「旧街道歩き」ともオーバーラップし、同好者と史実諸説検討も面白いものです。

※旧街道歩きの記録冊子は私の人生観のような記念品になっています。

小さい頃はどんな子供でしたか。小さい頃の思い出があれば教えてください。

お茶の水の浜田病院で元気に誕生し、幼少時はおとなしい手間のかからない子供だったと聞いています。
小学生の頃は友達と「軍艦山」で危険な?遊びや、「銭湯巡り」で悪ふざけをして年配の方に怒られた記憶があります。「都電」に乗ってプチ旅行も楽しい思い出です。また、工作が好きで、ラジオや通信機・発電機・可動模型など作って遊んでいました。

※写真は、5歳のとき。七五三のお祝いでスーツを着せられて緊張気味です。

町会のご自慢(大切にしていること)は何ですか。

町会員一同が交通安全運動・年末夜警・防災訓練・町内清掃・小川町交差点の花壇の管理等、積極的に協力してくれることです。

神田祭の連合神輿巡行では淡路町交差点で給水サービスを行い、担ぎ手に喜ばれています。




当町会では諸般の事情により昭和47年に神輿を廃止しましたが、「町会の神輿が無いのはさびしいけど、連合神輿巡行に協力したい」と、あるご婦人(故人)がたった一人で(後日談)始めた担ぎ手への給水サービスは、その後、賛同者も増え、神田祭での町会行事になりました。

※上の写真は、神田祭で(給水サービスのため)神輿の到着を待つ婦人部の皆さん

※左は、神田祭の神幸祭で

町会活動で楽しいことや、印象的だったことはありますか。

年に1回、レクリェーションを行い親睦を深め楽しんでいます。大体は日帰りのバス旅行ですが、たまには趣向を替え平成25年6月には老舗の割烹店で食事をし、竣工仕立ての「スカイツリー」に上ることができ大いに盛り上がりました。平成27年度は久々に隅田川の「屋形船」遊びです。

※スカイツリーでの記念撮影

地区のコミュニティに大切だと思われることは何でしょうか。

コミュニティの活性化は「切っ掛け」作りだと思います。
近年、町内に大規模集合住宅が建築され町内世帯数は4倍になりました。町会としては区や町会の行事等をご案内をするなど「策」を講じてきましたが、あまり興味を示してくれません。長い歴史と「連帯」と「親睦」で築かれた町会活動に新規に加わるのは不安を感じるのが当然でしょう。

今後は「策」だけでなく、気軽な雑談などから「切っ掛け」を作り、お互いに協力共存できる方法を見つけることが大事だと思います。
町会運営業務は昔からの町会役員が主体となっていますが、「切っ掛け」により地域コミュニティの大切さ、楽しさを理解していただきたいと思います。


現在、ある企業会員さんは社員一同で、毎朝町内の清掃をしてくださっています。
また、他の企業会員さんからは、町会のイベント等で人手が足りない場合には、若い社員を応援に出して下さるという申し出もあります。
この町で暮らす者、働く者同士が、それぞれできる範囲での協力をしていく、このようなコミュニティも実は、ほんの「切っ掛け」が元で始まりました。


※写真は、始業前に町内清掃に参加する企業町会員の皆さん

HP「大好き神田」に今後期待することはなんですか。

恥ずかしながら先日久々にHP「大好き神田」を開き、当町会ガイドが一回も更新されていないのに驚いて、操作堪能な町会役員と相談して更新を始めました。
「大好き神田」の内容については、十分すぎるほどでHP担当者の皆さんのご尽力に敬意を表し、これからも情報発信に期待します。

神田の若い人たちに一言お願いします。

神田は下町の人情味のある町です。できるだけ出歩き、多くの人と会話し、いろいろ経験してください。将来、人生の役に立つこともあるでしょう。

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