千代田区・神田公園地区連合町会のサイトです。

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納涼盆踊り大会

 令和元年8月1日(木)と2日(金)の2日間にわたって、今年も神田児童公園の納涼盆踊り大会(今年で64回目)が開催されました。

 今年は梅雨が長く、櫓(やぐら)が組まれ始めた頃(7/21)はまだ梅雨明けしていませんでしたが、盆踊り開催の週に入ってからようやく関東に梅雨明け宣言が出ました。が、しかし、期待していたような“涼しい夏”ではなく、連日35度を超える“猛暑の夏”がやってきてしまいました。
 準備のラストスパートを迎えてからの猛暑に対して、町会の皆さんは夕方日が落ちてから作業するなど工夫されていましたが、それでもやっぱり暑いものは暑いわけで…。
(伝統行事を守っていくためには様々な苦労がありますね。。)

 そんな町会の皆さんのご苦労のおかげで今年もたくさんの人が会場を訪れてくださり、2日間とも大盛況な盆踊りの夕べとなりました。



【ではまず1日目の様子から】

 公園内には盆踊り開始の1時間ほど前から民謡が流され、ちょっと早めに出店もオープン。提灯にも明りが灯され、夏祭りの楽しい雰囲気に吸い寄せられるように近所の子どもたちや仕事帰りの方々が集まり始めました。砂場前にはビールケースの椅子が置かれ、早くも一杯を楽しんでいる人も。(犬の散歩をしていた若い男性から「何かあるんですか?」「何時からですか?」と声をかけられ、教えてあげると「後で来ます!」ということもありました)

 そして午後6時30分になり、今年も『東京音頭』からスタートしました。踊り始めから櫓の周りを一周するほどの輪が出来、上々のスタートです。踊りの輪の中には浴衣を着た小さい子も混ざっていました。

 開始から10分ほど経って、今年最初に櫓にあがったのは踊り自慢の男性陣でした。まだ暑さの残る中でも颯爽と踊る姿に外国人観光客も思わずスマホを向けていました。(日本に来た良い思い出が出来たのではないでしょうか。)
 ちなみに出張所の職員Nさんはまた別の外国人さんに話しかけられ、流暢な英語で盆踊りを説明していました。すごい。

 司会の方の選曲で盆踊りは進んでいきましたが、この日も夜とはいえ暑かったため、何曲か踊っては休憩をはさんだり、熱中症への注意を呼び掛けるなどの配慮がありました。また、休憩ごとに櫓にあがる方たちが入れ替わり、民謡連盟や町会婦人部の皆さんが見事な踊りを披露されていました。
 そして今年は新曲「東京2020音頭」もかけられました。転調のある曲で踊るのが難しそうだなぁと思っていましたが、さすが盆踊り好きの皆さんは難なく踊りこなしていらっしゃいました。

 時間が経つにつれて踊りの輪に加わる人が増えていき、輪が二重三重にまでなりました。踊り手さんからの曲のリクエストも多く、出店が店じまいをしてからも踊り続け、午後9時45分頃に『神田音頭』を踊って初日終了となりました。






【続いて2日目の様子です】

 2日目は午後6時から毎年恒例となっている千代田幼稚園の子どもたちによる『アンパンマン音頭』からスタートしました。30人ほどの園児たちが3回に分かれて櫓の上にあがって可愛い踊りを披露し、お父さんもお母さんも、町会の皆さんもニコニコ笑顔で見守りました。
 園児たちが踊り終わった午後6時30分頃からは民謡を流し、大人も踊り始めましたが、何人かの園児たちは大人に混じって東京音頭などを踊ったり、太鼓を叩いたりと盆踊りを楽しんでいました。(このようにして伝統行事が受け継がれていくのでしょうね。)

 そして午後7時30分頃になり、町会長と区長さんによるご挨拶があり、お二人とも「盆踊りを楽しみましょう!」とお話をされました。また、併せて子どもたちへのお菓子の配布と保護司さんによる「社会を明るくする運動」の啓発活動が行われました。
 この隙に櫓の上にあがって公園内の様子を撮ってみたのですが、本部前はお菓子をもらいに来たお子さんたちでいっぱいになっていたのはもちろん、公園の端っこの方まで埋め尽くしそうなほど人がいて、本当にたくさんの人がこの盆踊りを楽しんでいるんだなぁと改めて実感しました。

 そしてお菓子の配布などが終わって踊りが再開すると“休憩充分!”とばかりに踊りの輪が二重三重となりました。この日も前日と同様に曲のリクエストが多く、「八木節」、「神田音頭」、「ダンシングヒーロー」など次々と踊り手さんからの注文が入り、皆さん楽しそうに踊っていました。(司会の方も我慢できずに踊りの輪に入って踊っていましたね。)
 午後9時30分頃になり、本当はこの時間に終了する予定だったようですが、踊り手さんからのリクエストが途切れず、「あと1曲」「あと1曲」と追加で曲がかかり、最後の最後にダンシングヒーローを踊って、午後9時50分頃に今年の盆踊りが終了となりました。








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