千代田区・神田公園地区連合町会のサイトです。

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9町会防火防災訓練

令和5年3月11日(土)、神田児童公園にて、神田駅近くに位置する九町会による合同の防火防災訓練が実施されました。(九町会…内神田美土代町会、司町一丁目町会、司町二丁目町会、内神田旭町町会、内神田鎌倉町会、多町一丁目町会、多町二丁目町会、神田鍛冶三会町会、神田橋町会)

今年は3年ぶりの開催ということで、大勢の方たちが無事に訓練を受けることが出来ました。
以前は防災の日に合わせて9月1週目に開催していましたが、東日本大震災が12年前の3月に起こったことから、防災意識を高めるために3月上旬に開催することとなりました。

午前8時半より、九町会の防災部長はじめ神田消防署の方が神田児童公園に集合し、訓練に必要な道具の準備を行いました。
続いて午前9時半より、各町会の防災部長が受付を開始しました。



そして、午前10時より町会ごとに整列し、開会式が始まりました。
今年度の担当町会は多町一丁目町会です。武田防災部長が開会宣言され、中曽根町会長よりご挨拶がありました。
続いて神田消防署鍛冶町出張所長・千代田区社会福祉協議会の方からもご挨拶をいただき、いよいよ訓練開始です。



訓練では9つの町会が4グループに分かれて、次の4つの訓練を交代で行いました。
それでは訓練ごとの様子をご紹介します。


(1)初期消火訓練
 小さいお子さんから大人まで、消火器の使い方を学びました。そして、まちかど防災車を使用して、消防署の方と一緒に消火訓練を体験しました。



(2)通報訓練と煙体験訓練
 消防署に連絡するときは、まず周囲を確認して、目印になる場所や住所を落ち着いて伝えることが大事だと学びました。
 そして、通信機器を使用して、消防署の方と一緒に通信訓練を体験しました。消防への通報は「119番」ですが、「110番」を押してしまったり、自分の住所が正確に伝えることができなかったりと、意外と通報するのにも落とし穴があるということがわかりました。
 
 「煙体験訓練」では、煙を吸い込まないように口にハンカチやハンドタオルをあてること、そして腰を低くして行動をするよう指導がありました。こちらも子供達から人気でした。実際に火災に遭った時は有害な煙が充満します。この訓練での実践を活かして避難するようにしましょう。




(3)応急救護訓練
 倒れている人の意識や呼吸の確認、心臓マッサージ、AEDの使い方を学びました。
 小さいお子さんから大人まで体験しました(小さいお子さんは、大人たちや消防署の人たちのアドバイスを受けながら見よう見まねで体験していました)。
 心臓マッサージは思っているよりも強い力で行わなければいけないことや、AEDが設置されている場所の確認を各自事前に行うことを教えていただきました。



(4)起震車体験
 震度4から震度7までの地震を体験しました。震度6以上になると、立っていられなくなるため腰を低くして、テーブルの脚にしっかりと捕まるよう指導がありました。
 起震車の中の家具はしっかりと固定されていますが、実際は家具も安定しない場合が多いため、今回の体験よりも実際の揺れが起こった際は危険性が高まります。自宅の中で安全な場所を確保するよう努めましょう。



参加された方達は春の暖かい気候の中、真剣に訓練に取り組んでいました。
また、社会福祉協議会学生ボランティアと共に約1時間の訓練になりますので冷たい麦茶を配布して下さいました。



すべてのグループが訓練を終えた後、午前11時30分頃に町会ごとに整列し、閉会式を行いました。
 閉会式では、神田消防署 鍛冶町出張所長の永野様より講評をいただき、多町一丁目町会の中曽根町会長から総括をいただきました。また、最後に来年度の担当町会である神田鍛治三会町会の高遠町会長よりご挨拶をいただきました。



閉会式後は、各町会の防災部長・社会福祉協議会の方から、参加された方たちへクッキーや缶詰などの非常用食品の配布が行われ、解散となりました。



今年は関東大震災から100年の節目の年になります。
あちこちで大きな災害が起こっており、東京でもいつ被災するのかわからない状況です。
日頃から災害に備えて様々準備しておくということを心がけながら生活していきたいですね。

最後に当日参加いただきました町会の方々・防災部長の方々・神田消防署・消防団の方々・社会福祉協議会の方々、ありがとうございました。
 来年もどうぞよろしくお願いします。


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