第16回 神田・秋田湯沢七夕絵どうろうまつり
令和6年7月4日(木)と5日(金)に神田駅西口商店街にて『第16回神田・秋田湯沢七夕絵どうろうまつり』が開催されました。
2年に1度開催されるこのお祭りは、秋田県湯沢市で行われている「七夕絵どうろうまつり」の絵どうろうを東京神田へ持って来て行われるもので、西口商店街にある秋田佐竹藩ゆかりの佐竹稲荷神社の縁から始まっています。
湯沢市から来た、浮世絵や美人画が描かれた大小30数基の美しい絵どうろうが、今年も西口商店街に華やかに飾られ、立ち止まって見入る方がたくさんいらっしゃいました。
4日は16時30分から、神田外語学院前でオープニングセレモニーが行われました。
神田駅西口商店街振興組合中川副理事長の開会宣言に続き、主催・来賓の方たちからお祝いのご挨拶があり、絵どうろうの点灯式が行われました。その後に短冊に願い事を書いて頂き、竹飾りに取り付けました。
オープニングセレモニーが終わった後は
17:30、18:30の2回にわたって西馬音内(にしもない)盆踊りが開催されました。
西馬音内(にしもない)盆踊りとは
鎌倉時代に源親という修行僧が蔵王権現(現在の西馬音内御嶽神社)を勧請し、豊年祈願として踊らせたものという説があります。
これに、関ヶ原の戦いで敗れ滅んだ西馬音内城主小野寺一族を偲び、土着した臣下たちが宝泉寺(西馬音内寺町)の境内で行った亡者踊りがいつの頃からか合流したと言われています。
現在では盆踊りとしては全国初となる国の重要無形民俗文化財に指定され、徳島の「阿波踊り」、岐阜の「郡上おどり」と並んで日本三大盆踊りのひとつに称されています。
湯沢の物産直売会では、新鮮な野菜、いぶりがっこ、稲庭うどん、漬物や秋田産のお酒などが販売されていました。
こちらは、2日通しで12:00~21:00の間で行われました。
豪華プレゼントが当たる大抽選会も西口通り特設会場にて行われました。
抽選券はイベントチラシや物産店でお買い物をした際に貰うことができます。
長い行列も出来ていて、当たりのベルも鳴り響いていました🔔
景品の中には
・湯沢温泉旅館宿泊券 ・お買い物、お食事券 ・湯沢賞(湯沢の物産)
等がありました。
また、神田・秋田利酒会も開催され、日本酒やワイン等の飲み比べイベントが行われました。
終始多くの方で、大変賑わっていました。
今回なんと佐藤湯沢市長にこのまつりについての想いを取材いたしました!
佐藤市長ご協力ありがとうございました。
地元秋田湯沢の、七夕絵どうろうまつりでは町の商店街すべてに大きな絵どうろうが200基飾らせております。それを神田西口商店街の通りに、たくさんの絵どうろうを飾っていただいて、秋田湯沢の伝統行事を再現していただいております。しかも16回も継続して行っていただいており、また多くの方に見ていただけることに大変うれしく思います。また、隣の町である羽後町の西馬音内盆踊りがユネスコ無形文化遺産へ登録がされ、ネームバリューが高くなっております。ただ、伝統行事ですが、絵どうろうを書く方が少なくなっているのが現状です。講習会を開いて一般市民の方々が書いていただいております。ですが、若い方が少なくなっており、伝統行事はどんなものでも、後世に伝えて行くというのが難しいものです。様々な取り組みを通して継続していきたいと思っております。ここ、神田でも何回も継続していただければうれしく思います。
最後に、まつりのメインである絵どうろうを紹介いたします。
絵柄も作者によって様々で、どの絵どうろうも幽玄な雰囲気を醸し出していました!
通りを歩く人たちも絵どうろうを見上げ、多くの方が写真を撮っていました。
今年の湯沢市での七夕絵どうろうまつりは、8月5日から7日の3日間開催されるそうです。
秋田湯沢市の魅力をたっぷり感じられる2日間になりました。
次は2年後の、2026年に開催されますのでお楽しみに!
関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。