2023.10.14 避難所防災訓練(スポーツセンター)
令和5年10月14日(土)、区立スポーツセンター体育館にて避難所防災訓練が行なわれました。
今回は「防災フェア方式(体験・参加型)」という形の訓練でした。
避難所の備蓄品等の確認と活用方法の理解及び防災意識の普及を目的に、6つのブースに分かれて避難所の設備を展示観覧するというもので、今年は警察や消防にもご協力いただきました。
防災フェア方式の訓練は3年目となり、協議会委員、施設管理者、区避難所班職員あわせて40名が参加し、4グループに分かれてブースを観覧しました。
【訓練内容】
ブース① 備蓄品紹介・・・食料品、生活用品、資機材の紹介
ブース② 歩行困難者用資機材・MCA無線機・・・キャリダン、イーバックチェア、MCA無線機などの紹介・体験
ブース③ 警察紹介・・・災害発生時の注意事項、使用資機材の紹介
ブース④ 消防紹介・・・消火器の紹介・体験
ブース⑤ 消防紹介・・・AEDの紹介・体験
ブース⑥ 安心・安全メール等の紹介・関東大震災100年紹介・・・千代田区安心・安全メールの紹介、短編スライドショーの上映
14時30分からは開会式が行われました。
災害対策・危機管理課長より本日の訓練の案内を行い、斎藤委員長からお言葉をいただきました。
そして樋口区長もお越しになり、ご挨拶の後訓練の様子を視察されました。
ブース① 備蓄品紹介・・・食料品、生活用品、資機材の紹介
• 食料品にはアルファ化米、主菜(魚・野菜・肉)、粉ミルク、ライスクッキー、水などがございます
• 生活用品にはオムツ、毛布、携帯トイレ、洗口液、ウェットティッシュなどがございます
• 資機材
• 投光器 広範囲で安全かつやさしい光で照らす機材です。照らすには、発電機が必要です。
• 発電機(ガス式) 発電機としては、ガソリン式とガス式の2種類があります。ここでは、ガス式、カセットボンベを使用する発電機について
紹介します。市販されているカセットボンベ2本をセットし、約1時間の発電が可能です。
• 災害用自転車 パンクのしない「ノーパンク自転車」です。災害発生時に電車・バスなどの公共交通機関がストップした際に移動手段として便利です。
• まかない君 まかない君は、釜セット、タンク・バナーセットからなり、灯油を燃料とし携帯用バーナーに比べ強力な火力で大量のお湯を沸かすことが可能。
80ℓの水を約30分で煮沸可能。沸かしたお湯でアルファ化米や粉ミルクの調理を行います。
ブース② 歩行困難者用資機材・MCA無線機・・・キャリダン、イーバックチェア、MCA無線機などの紹介・体験
• キャリダン エレベータが使えない状況下で、高齢者や障がい者など歩行困難者をしっかり固定し避難させるために使用します。
• イーバックチェア 世界に先駆けて英国イーバックチェア・インターナショナル社が開発・実用化した階段避難車です。
2011年3月11日東日本大震災でも多くの要援護者を避難させました。
• らくらくおんぶ 要介護者やケガ人を背負い素早く避難できる背負い式の避難具です。
• MCA無線機 避難所にはMCA無線機(半固定局と携帯局)があり、電話番号表により区災害対策本部、各出張所、警察・消防・病院等への通信が可能です。
ブース③ 警察紹介・・・災害発生時の注意事項、使用資機材の紹介
災害発生時の緊急交通路の交通規制や防犯の予防・取締りについて説明を行いました。
懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せるだけで、簡単なランタンになるなど災害時に役立つ情報などを伝授していました。
ブース④ 消防紹介・・・消火器の紹介・体験
初期消火要領説明を行い、実際に消火器の体験を行いました。
ブース⑤ 消防紹介・・・AEDの紹介・体験
救助手順の流れの説明を行い、実際に胸骨圧迫の体験を行いました。
ブース⑥ 安心・安全メール等の紹介・関東大震災100年紹介・・・千代田区安心・安全メールの紹介、短編スライドショーの上映
千代田区安全・安心メール、東京都「防災アプリ」、東京都「東京被害想定マップ」の3種類の安心・安全メールを紹介しました。
登録希望者の方には、その場でQRコードを読み込んでインストールをしてもらいました。
関東大震災発生から今年で100年の節目のため、関東大震災短編スライドショーを上映しました。
最後はアンケートにご協力いただき、災害備蓄物資をお土産に終了しました。