千代田区・神田公園地区連合町会のサイトです。

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納涼盆踊り大会

平成30年8月2日(木)と3日(金)の夕刻から夜にかけて、今年で63回目となる納涼盆踊り大会が開催されました。

7月の子供縁日の後、東〜西〜南と進む異例の進路をたどったことから"逆走台風"とも呼ばれた台風12号のおかげで涼しい日が何日かありましたが、それが過ぎ去るとまた元の暑さに戻ってしまい…、この盆踊りの日も2日間とも日中の最高気温が35度を超える猛暑日となりました。

盆踊りは夕方からなので日差しこそ無いものの、動いていなくても汗が出るような暑さでした。
しかし、たくさんの人が会場となった神田児童公園を訪れ、大音量で流れる民謡をバックに踊りに、語らいにと思い思いに夏の夕べを楽しみました。





ではまず、初日(8/2)の様子からご紹介。

この日は午後6時30分から盆踊りがスタートしました。
ウィークデーであることや暑さのこともあり、「人の集まりはどうかなぁ」と思っていましたが、始まってみるとそれは余計な心配でした。最初から櫓の周りを一周するほどの踊り手さんたちがいて、去年と比べても今年の方がスタート時の人数が多かったほどです。
(昨今、日本各地で盆踊りブームが起きていると聞いたことがありますが、この神田児童公園の盆踊りは曲のレパートリーが多いことに加え、他の盆踊りでは踊れない"神田音頭"が踊れるとして人気があるのだそうです。)

今年も司会の方による軽快な語りや合いの手、東京天狗太鼓の皆さんによる演奏で盆踊りが盛り上げられていき、そして時間を追うごとに地元の大人・子ども、仕事帰りの方、盆踊りを愛する方などで公園内の人が多くなっていきます。
小さいお子さんが親御さんと一緒に踊ったり、仕事帰りの方や外国人の方が周りの人を見よう見まねで踊ったりする光景を見て、盆踊りは誰でも自由に楽しめるものなんだなぁと改めて思ったり…。

そして櫓の上には千代田区民謡連盟神田公園支部、内神田鎌倉町会婦人部、多町二丁目町会婦人部、司会の方に呼びかけられた踊り自慢の方などが交代で上がり華麗な踊りを披露しました(途中で司会の方も櫓の上に踊りに行ってしまったことはご愛嬌)。
また、公園内のじゃぶじゃぶ池では日本宇宙フォーラムさんによる"星空観望会"が開催され、この日は木星が良く見えたとのこと。

午後9時頃になってひと通りの曲を踊り終えると、踊り手さんたちから神田音頭やダンシングヒーローなどを踊りたいとリクエストが入り、司会の方も快諾。去年からかけはじめたダンシングヒーローはノリが良いからか踊る方からも見る方からもとても人気があります。
そして午後9時30分になり、残り時間はあと30分。櫓の上には民謡連盟の皆さんが上がりましたが、流れるようでありながらもキレのある踊りは最後まで人の目を引き付けました。最後は花火音頭〜ふるさと音頭〜少年八木節で締めましたが、アンコールに応えてもう一度少年八木節を踊り、初日は終了となりました。









続いて2日目(8/3)の様子です。

この日は午後6時から、毎年恒例となっている千代田幼稚園の園児たちによるアンパンマン音頭でスタートしました。
踊る前にみんなで町会長さんたちに「踊らせてくれてありがとうございます!」とお礼のご挨拶。
大井町会長は「みんな浴衣がとっても似合ってるね。盆踊りや浴衣などの日本文化をこれからも大事にしようね。」とご挨拶され、小松婦人部長は「一緒に練習がんばったね。今日は一生懸命踊りましょう」とご挨拶されました(婦人部さんは幼稚園に踊りを教えに行っていたそうです)。
子どもたちはクラスごとに櫓の上へあがり全部で3回踊りましたが、どのお子さんも体をいっぱいに使って一生懸命踊っていました。

そして園児たちが踊り終わった午後6時30分頃、東京音頭が流れはじめ、大人たちが踊りだします。前日よりも人の集まりがよく、最初から大人数の輪が出来ました。中には浴衣や甚平を着た子どもたちも混ざっています。
明るさの残るうちから公園の中は、踊る人、お酒を飲んでくつろぐ人、出店で遊ぶ子どもたちなど、皆さんの楽しそうな笑顔であふれていました(金曜日の夕方っていいですよね)。

そして午後7時30分になると石川雅己千代田区長が陣中見舞いに来てくださり、それに合わせて"お子さんへのお菓子のプレゼント"と"社会を明るくする運動の啓発活動"が行われました。
たくさんのお子さんたちで本部前は大混雑でしたが、司会の方の的確な呼びかけのおかげでみんな順番でお菓子を受け取ることが出来ました。

お菓子の配布が終了し、浴衣音頭で踊りが再開されると"待ってました"とばかりに櫓を囲む輪が二重三重になります。同じ踊りでもよく見ると人それぞれに手や足の運び方に特徴があり、動きが大きくダイナミックに踊る方もあれば流れるように滑らかに踊る方もいて、見ていて全く飽きません。
そしてリクエストが入りダンシングヒーローが連続でかけられたとき、「上手に踊れなくても楽しく踊れればいいんです!」とばかりに出張所の所長が踊りの輪に飛び込んでいきました。また、テレビで曲がよく流れたおかげで馴染みがあるのか、子どもたちもダンシングヒーローを一生懸命踊っていました。

踊る側も見る側も盆踊りを楽しんでいるうちにあっという間に午後9時30分を過ぎ、終了の時刻が近づいてきてしまいました。司会の方から「あと○○分」とアナウンスが入るたびに名残惜しいのか、皆さんがより丁寧に踊っているように見えました。
最後の櫓の上には民謡連盟の皆さんが上がり、ふるさと音頭〜ダンシングヒーロー〜少年八木節と盛り上がる曲が続き、最後はわが町の神田音頭を踊って今年の盆踊りが終了となりました。










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