千代田区・神田公園地区連合町会のサイトです。

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九町会防火防災訓練

令和6年3月16日(土)、神田児童公園にて、神田駅近くに位置する九町会による合同の防火防災訓練が実施されました。(九町会…内神田美土代町会、司町一丁目町会、司町二丁目町会、内神田旭町町会、内神田鎌倉町会、多町一丁目町会、多町二丁目町会、神田鍛冶三会町会、神田橋町会)

昨年に引き続き、大勢の方たちが無事に訓練を受けることが出来ました。
以前は防災の日に合わせて9月1週目に開催していましたが、東日本大震災が12年前の3月に起こったことから、昨年度より防災意識を高めるために3月上旬に開催することとなりました。

午前8時半より、九町会の防災部長はじめ神田消防署の方が神田児童公園に集合し、訓練に必要な道具の準備を行いました。
続いて午前9時半より、各町会の防災部長が受付を開始しました。



そして、午前10時より町会ごとに整列し、開会式が始まりました。
今年度の担当町会は神田鍛冶三会町会です。村井防災部長が開会宣言され、高遠町会長よりご挨拶がありました。今年度は今回の9町会防火防災訓練開催にあたってご尽力された9町会の防災部長からも一言ご挨拶をいただきました。
続いて樋口千代田区長、神田消防署、神田警察署からもご挨拶をいただき、いよいよ訓練開始です。




訓練では九つの町会を5グループに分けて、次の5つの訓練を交代で行い、その際にいろいろなアドバイスをいただきました。

(1)初期消火訓練

 ・消火器の操作方法を覚えるとともに、訓練用の消火器を使っての消火訓練を行いました。

 ・火が天井に燃え移ったら"消火ではなく避難"という指導がありました。



(2)通報訓練と煙体験訓練

 ・緊急時の正しい119番通報を学びました。119番通報の際は落ち着いて、場所や物を特定しやすいように話しましょう。

 ・ビルの中での火災に遭った時などに必要な正しい避難の方法を身につけ、冷静な判断力・確実な行動力を養いました。



(3)応急救護訓練

 自動体外式除細動機(AED)の操作を中心に意識障害あるいは、呼吸、循環機能が停止もしくはこれに近い状態に陥った時に、呼吸と循環を補助するために行う「観察」「気道確保」「人工呼吸」「心臓マッサージ」といった一連の救護方法の基礎を学びました。



(4)起震車体験

 ・地震の怖さを知り、状況に応じて、どうすれば身の安全を確保できるのか考えていただき、「いざ、というときの行動」を取れるように、起震車による体験訓練を行いました。

 ・震度7までの地震を体験しました。



(5)神田警察署ブース
 ・ペットボトルを使い簡易ランタンの作り方について学びました。懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せるだけで、光が反射して周りを照らすことができるそうです。
 ・ズボンでリュックサックの作り方について学びました。災害時に避難を必要とする時は両手が使えるようにリュックサックが最適だそうです。



 すべてのグループが訓練を終えた後、午前11時30分頃に町会ごとに整列し、閉会式を行いました。
 閉会式では、神田消防署 鍛冶町出張所長の永野様より講評をいただき、地震などの自然災害はいつ来るかわかりません。そのため、このような訓練を通じて多くの学びを感じていただきたいなどのお言葉をいただきました。
神田鍛冶三会町会の高遠町会長から総括をいただきました。また、最後に来年度の担当町会である内神田美土代町会の鈴木町会長よりご挨拶をいただきました。



閉会式後は、各町会の防災部長や千代田区職員から、参加された方たちへクッキーや防災水などの非常用食品の配布が行われ、解散となりました。



今年の1月1日には能登半島地震が発生しました。今回の地震でも発生しましたが、地震の時には火災発生の可能性も非常に高くなります。様々な災害に備え、非常時に冷静な対応を取ることができるよう、町全体で防災の意識を高めていきましょう。




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